DB堀のシーデビルズ、ワールドボウル初優勝!

 現地時間23日(土)、アメリカンフットボールの米国プロリーグNFL(National Football League:ナショナル・フットボール・リーグ)の下部組織で『NFLの登竜門』とも呼ばれるNFLヨーロッパ2007シーズンのチャンピオンを決する『第15回ワールドボウル』が、ドイツ・フランクフルトのコメルツバンク・アリーナで開催。48,125人の大観衆の中、ハンブルグ・シーデビルズが37対28で地元開催となった昨季の王者フランクフルト・ギャラクシーを下し、チーム創設3年目でワールドボウル初優勝を飾った。

 試合は、ワールドボウル記録となる4TDパスを決め、この試合のMVPにも輝いたQBケイシー・ブラムレットNFLワシントン・レッドスキンズ派遣)の活躍など、オフェンス陣が爆発したシーデビルズが今季チーム最多の37得点をたたき出し、ギャラクシーの連覇を阻んだ。一方のギャラクシーは、今季リーグのオフェンスMVPに選出されたQBのJ・T・オサリヴァンを中心に28得点を奪うも、計12個のペナルティで116ヤードを失うなど、あと一歩流れに乗り切れなかった。なお、両チーム計65得点はワールドボウル史上最多。

 今季のNFLヨーロッパに参戦している日本人選手の中では、ギャラクシーLB石田力哉関西学院大学卒)は足のケガのため出場機会がなかったが、シーデビルズDB堀龍太オンワードスカイラークス)、ギャラクシーWR大滝裕史オンワードスカイラークス)が途中出場。なかでもNFLヨーロッパ2年目の堀は、この試合で2タックルを記録。アムステルダム・アドミラルズに在籍した昨季に続く2年連続2度目のワールドボウル出場で、自身初のチャンピオンリングを獲得した。