グリーン代理人、チーフスの対応に不快感

 カンザスシティ・チーフスのQBトレント・グリーン代理人が、チームの対応に不快感を示した。グリーンのトレード交渉を行っている代理人ジム・ステイナーは、AP通信の取材に対し「先週の金曜日、チーフス側に電話し、(移籍先の有力候補と言われる)マイアミ・ドルフィンズからいくつかの柔軟な交換条件を得たことを知らせた。もし、チーフスが興味を持ったら、ドルフィンズに話を戻しこの件について話し合うことができたかもしれない。しかし、チーフスからの答えはまだない」と述べている。しかし、チーフスのスポークスマンであるボブ・ムーアは、「ドルフィンズからの新しいオファーはない。最後のオファーは、ドラフト6巡指名権との交換だった。ジム・ステイナーは何もしていないし、マイアミはオファーの内容を変えていない。私たちは、この件について1週間交渉している。トレード話を打ち切るのも、交渉を続けるのもマイアミ次第だ。もし、マイアミがグリーンの獲得に興味を持っているなら、デニーデニー・サム上級副社長)に電話するだろう」と述べ、ステイナーの主張に反論している。

 7月に37歳となるグリーンは、今季チーフスでプレーすると720万ドル(約8億7,000万円)のサラリーを受け取る。だが、ハーマン・エドワーズヘッドコーチが、ロースターの若返りを図りたい意向を表明し、プロ2年目のQBブローディ・クロイルの先発QB起用を示唆したことからトレードを要求していた。ステイナーは、すでにドルフィンズとグリーンの年俸について交渉しているが、一方で両チームの間ではトレードの交換条件がまとまらず話が進んでいない。