ペイトリオッツ、WRモスをトレードで獲得

 ニューイングランド・ペイトリオッツが、オークランド・レイダーズWRランディ・モスをトレードで獲得した。レイダーズは交換に今ドラフト4巡全体110位指名権を受け取り、シンシナティ大DBジョン・ボウイを指名している。30歳のモスプロボウルに5度も選出されているが、昨季は13試合出場でレシーブ42回553ヤード、3TDと3部門全てでキャリア最低の数字に終わっていた。プロ9年の彼は、1998年にミネソタ・ヴァイキングスでプロ入りすると、プロ最初の6年間で平均レシーブ87.5回1395.8ヤード、12.8TDを記録と、NFLを代表するWRとしてリーグを席巻していた。しかし、レシーブ767ヤードとキャリア初となるシーズン1,000ヤード捕球以下に終わった2004年終了後にトレードを直訴し、レイダーズに移籍。レイダーズでも2005年はレシーブ1,005ヤード、昨季は553ヤードと本領を発揮できずに終わると、リーグ下位に低迷するチームに対しトレードを要求していた。

 昨シーズン、ペイトリオッツディオン・ブランチ(現シアトル・シーホークス)、デイヴィッド・ギヴンズ(現テネシー・タイタンズ)と主力WRコンビを相次いで失い深刻なレシーバー不足に悩まされた。その反省を踏まえ、チームは今オフに入って積極的なWR補強に乗り出しモス以外にもウェス・ウェルカードンティ・ストールワースケリー・ワシントンをトレードやFAで獲得している。また、昨季の先発WRコンビであるリチェ・コールドウェルジャバー・ギャフニーの2人も残留しており、WR陣の層は一気に厚くなった。