木下、初のTDレシーブ! 逆転勝利に貢献

 NFLヨーロッパ2007シーズン第3週全3試合が、28日に開催。開幕から3試合連続の先発出場を果たしたアムステルダム・アドミラルズWR/KR-PR木下典明立命館大卒)が、NFLヨーロッパ参戦3年目で初のTDレシーブを記録。チームの今シーズン初勝利に一役買った。

 7対10とベルリン・サンダーリードを許して迎えた試合時間残りわずか53秒、アドミラルズはQBドリュー・オルソンNFLボルチモア・レイヴンズ派遣)から木下への6ヤードTDパスが決まり、14対10と逆転。これが決勝点となり、うれしい初勝利をマークした。木下は、パスレシーブ3回14ヤード、キックオフリターン2回45ヤードを記録している。

 日本人がNFLヨーロッパTDレシーブを記録したのは板井征人(2000年)、堀江信貴(2001年)、天谷亮仁(2001年)、水口貴雄(2002年)に続き、5人目。なお、木下は2006年の第1週にパントリターンTDを決めており、今回のTDで通算2度目。日本人最多の数となる。

 そのほかハンブルグ・シーデビルズS堀龍太オンワードスカイラークス)が途中出場ながら3試合連続の出場を果たし、2タックルを記録。ライン・ファイヤーWR小川道洋IBMビッグブルー)は途中出場だったが、記録なしに終わった。フランクフルト・ギャラクシーLB石田力哉関西学院大卒)、WR大滝裕史オンワードスカイラークス)に出場機会はなかった。なお、第4週は5月5日(土)、6日(日)の2日で3試合を行う予定。