ベアーズ圧勝、プレーオフ1回戦シード決定

 第14週のマンデーナイト、セントルイス・ラムズシカゴ・ベアーズの試合が行われ、PRKRデヴィン・ヘスターキックオフリターンTD2本などによりベアーズが42対27で圧勝した。これで11勝2敗としたベアーズは、プレーオフでの1回戦シードが決まった。また、残り3試合となった現時点で2位のニューオリンズ・セインツに2ゲーム差をつけており、NFC第1シード獲得まであと一歩としている。この数試合ミスを連発し、QB交代の声が高まっていたQBレックス・グロスマンは、パス200ヤード、2TDターンオーバーなしと復調の気配を見せている。

 ラムズは、前日に地区首位シアトル・シーホークスが敗れておりゲーム差を縮める絶好のチャンスだったが大敗。プレーオフ出場が大きく遠のく今季8敗目(5勝)を喫してしまった。獲得ヤードでは433対372とベアーズを上回っていたが、ヘスターのビックリターンにやられてしまった。QBマーク・バルジャーは、パス356ヤード、3TD、1インターセプトと奮闘したが及ばなかった。

 これで第14週の全試合が終了。第15週は12月14日、16日、17日、18日の4日間にかけて全16試合が行われる。マンデーナイトでは地区優勝に王手をかけた状態で連敗中である10勝3敗のインディアナポリス・コルツと、4連勝中で8勝5敗のシンシナティ・ベンガルズが激突する。コルツのQBペイトン・マニングベンガルズのQBカーソン・パーマーNFLを代表する2人の正統派パッサーの投げ合いに注目だ。現在AFCトップ11勝2敗のサンディエゴ・チャージャーズは、7勝6敗とプレーオフ進出へあとがない同地区カンザスシティ・チーフスと対戦。今週シーズンTDのリーグ新記録を樹立したチャージャースRBラデイニアン・トムリンソンとチーフスのRBラリー・ジョンソン、2人のトップランナーの活躍が勝敗を分ける鍵となる。

 他には8勝5敗のダラス・カウボーイズ対7勝6敗のアトランタ・ファルコンズ、7勝6敗同士の対決となるフィラデルフィア・イーグルスニューヨーク・ジャイアンツNFC東地区対決なども楽しみな試合だ。いよいよレギュラーシーズンも佳境に入ってきたNFL、1つの黒星がチームの命運を大きく左右するプレーオフの切符を巡る熾烈な戦いが本格化する。