L・Tがリーグ新記録、チャージャーズ地区優勝

 第14週の14試合が、全米各地で行われた。サンディエゴ・チャージャーズデンバー・ブロンコスの試合が行われ、L・TことRBラデイニアン・トムリンソンがラン28回103ヤード、3TDをあげたチャージャーズが48対20で圧勝した。この試合で3TDをあげたトムリンソンは今季通算29TDとし、昨季シアトル・シーホークスRBショーン・アレグザンダーが記録した28を抜くシーズン最多TDNFL新記録を樹立した。また、同地区のカンザスシティ・チーフスが、ボルチモア・レイヴンズに10対20で敗れたことでチャージャーズは2年振りのAFC西地区優勝を決めている。

 この試合に勝つと、AFC南地区優勝が決まるインディアナポリス・コルツは同地区のジャクソンビル・ジャガーズと対戦。しかし、ジャガーズは新人RBモーリス・ドリューがラン166ヤード、RBフレッド・テイラーがラン131ヤードを稼ぎチーム全体で375ヤードと大爆発。44対17と圧勝したジャガーズが、コルツの地区タイトルに待ったをかけた。コルツは今季3敗目を喫したことで、2敗を守ったチャージャーズAFCシード争いで単独首位に立っている。

 NFCシード争いで首位に立つ3敗のシカゴ・ベアーズを追う4敗のニューオリンズ・セインツダラス・カウボーイズの直接対決は、QBドリュー・ブリーズがパス384ヤード、5TDと活躍したセインツが42対17で余裕の勝利を収めた。セインツの新人RBレジー・ブッシュは、レシーブ6回125ヤード、1TDと2試合連続の100ヤード捕球を達成している。一方、同じく4敗のシアトル・シーホークスは、不振のアリゾナ・カーディナルズに21対27とまさかの敗戦を喫している。

 その他の試合では、シンシナティ・ベンガルズオークランド・レイダーズに27対20で勝利。コルツを撃破したジャガーズと共に8勝5敗とし、AFCワイルドカード首位タイに立っている。NFCではニューヨーク・ジャイアンツが、27対13で6勝6敗同士の対決となったカロライナ・パンサーズ戦を制した。NFCワイルドカード争いはジャイアンツに加え、タンパベイ・バッカニアーズを17対6で下したアトランタ・ファルコンズ、ワシントン・レッドスキンズに21対19で競り勝ったフィラデルフィア・イーグルスが7勝6敗で首位に並んでいる。明日のマンデーナイトでは、10勝2敗のシカゴ・ベアーズと5勝7敗のセントルイス・ラムズが対戦する。ラムズとしては強敵ベアーズを倒してシーホークスとのゲーム差を2に縮め、地区優勝の望みをつなげたい。