ジャガーズ、快心の勝利で今季6勝目

 第11週のマンデーナイト、ジャクソンビル・ジャガーズニューヨーク・ジャイアンツの試合が行われ、攻守ともに一枚上手だったジャガーズが26対10でジャイアンツを下した。ジャガーズは、QBデイヴィッド・ギャラードがパス32回中19回成功、249ヤード、ラン9回31ヤードと安定したプレーを披露。守ってはジャイアンツから計3ターンオーバーを奪い、獲得ヤードで414対247と差をつける快心の勝利だった。これでジャガーズは今季6勝4敗とし、AFCワイルドカード争いでチーフスと2位に並んでいる。

 ジャイアンツは、エースRBティキ・バーバーがラン10回、今季ワーストの27ヤードと封じ込まれたのが一番の誤算だった。さらにQBイーライ・マニングもパス41回中19回成功、230ヤード、1TD、2インターセプトと低調な成績に終わり、トム・コフリンヘッドコーチ(HC)は1995年から2002年まで指揮を執った古巣への凱旋試合を白星で飾ることはできなかった。

 これで今週の試合は全て終了。第12週は11月23日のサンクスギビングデーに恒例となっている3試合が行われ、11月26日に12試合、27日に1試合の全16試合が行われる。サンクスギビングデーの内の1つカンザスシティ・チーフスデンバー・ブロンコスの試合は、AFC西地区の同地区ライバルであることに加え、7勝3敗のブロンコス、6勝4敗のチーフスとAFCワイルドカード争いで1、2位につけている両チームの直接対決となる。特にチーフスにとっては、2敗で地区首位に立っているチャージャーズを捕らえるためにはもう負けられない一戦だ。好調のデイモン・ファードを差し置いて今週から復帰したチーフスのQBトレント・グリーンにとっては真価の問われる試合となる。

 来週の大一番となるのがニューイングランド・ペイトリオッツが本拠地でシカゴ・ベアーズを迎え撃つ一戦だ。現在1敗のシカゴ・ベアーズは、現在プレーオフ第1シード争いで2位に3ゲーム差をつけている。強豪ペイトリオッツを撃破し、ホームフィールドアドバンテージ獲得へ大きく前進したい。一方のペイトリオッツは、今季ここまでホームで2勝3敗と、黒星は全てホームで喫している。コルツなど対戦相手にも影響されているが、プレーオフの事も考えホームでしっかりと勝っておきたい。

 マンデーナイトでは、シアトル・シーホークスが本拠地でグリーンベイ・パッカーズと対戦する。今季限りで引退と見られているパッカーズのQBブレット・ファーヴにとっては、現役最後のマンデーナイトとなることが濃厚だ。現在NFC西地区で首位も6勝4敗と調子の上がらないシーホークスは、ホームでしっかりと勝ち連敗だけは避けたい。また、シーホークスマイク・ホルムグレンHCは、パッカーズHC時代にファーヴと共にスーパーボウルを獲得した間柄であることも注目だ。