パンサーズ、攻守の主役が活躍し貯金1

 第10週のマンデーナイト、カロライナ・パンサーズタンパベイ・バッカニアーズの試合は、WRスティーヴ・スミスがレシーブ8回149ヤード、1TDDEジュリアス・ペパーズが3.0サックと攻守の主役が活躍したパンサーズが24対10で勝利した。同地区対決を制したパンサーズは、連敗を2で止め今季5勝4敗と貯金1に戻した。また、NFC南地区で昨日敗れたニューオリンズ・セインツとのゲーム差を1に縮めている。一方、敗れたバッカニアーズは、3連敗で今季7敗目(2勝)を喫している。

 前半を終え0対7とリードを許したパンサーズだが、第3QにWRキーショーン・ジョンソンの4ヤードTDパスなど17点を奪って逆転。第4QにもWRスミスの36ヤードTDパスを加えると、守ってはバッカニアーズを後半FG1本に抑えて勝利した。パンサーズのQBジェイク・デロームは、パス34回中22回成功、240ヤード、2TD、1インターセプトをあげている。バッカニアーズではCBロンデ・バーバーが、1インターセプト、1ファンブルフォースと奮闘したが及ばなかった。

 これで第10週の全日程が終了。第11週は現地時間11月19日、20日にかけて16試合が行われる。リーグ唯一の無敗チームであるインディアナポリス・コルツは、敵地でダラス・カウボーイズと対戦する。今週のバッファロー・ビルズ戦は17対16と予想外の苦戦をしたコルツに対し、先発4試合目となる新エースQBトニー・ロモ率いるカウボーイズが番狂わせを起こすことができるだろうか。デンバー・ブロンコスサンディエゴ・チャージャーズ戦は、ともに2敗で並ぶAFC西地区首位決戦となる。RBラデイニアン・トムリンソンを中心にここ3試合で平均39.7得点をあげているチャージャーズ攻撃陣をブロンコス守備陣がいかに抑えることができるかが、勝敗を分ける鍵となるだろう。

 1敗でNFC第1シード争いの首位に立っているシカゴ・ベアーズは、ニューヨーク・ジェッツと対戦する。昨日ニューイングランド・ペイトリオッツを撃破するなどここ4試合で3勝をあげ5勝4敗と上昇気流に乗っているジェッツなだけに接戦が期待できそうだ。マンデーナイトでは、6勝3敗のニューヨーク・ジャイアンツと5勝4敗のジャクソンビル・ジャガーズが対戦する。ともに今週の試合に敗れており、プレイオフ進出へ向けて連敗は避けたい。また、ジャガーズが昨日4インターセプトを献上したデイヴィッド・ギャラードか、それともケガで過去3試合欠場中も本人は出場に問題ないと主張しているエースのバイロン・レフトウィッチのどちらをQBに起用するかも興味深い。