ヴァイキングス、残り3秒からの決勝FGで勝率5割に

 現地時間11月15日(月)、NFL 2005シーズン第11週ミネソタ・ヴァイキングスグリーンベイ・パッカーズ戦が行われた。試合は互いに点を入れあう一進一退の攻防が続く。パッカーズは、試合残り3分3秒にKライアン・ロングウェルの46ヤードFGで17対17の同点とする。だが、ヴァイキングスは、残り3秒からKポール・エディンガーが試合終了とともに決勝の27ヤードFGを成功させ20対17で勝利。同地区ライバルに競り勝ち、5勝5敗の勝率5割に戻した。

 ヴァイキングスは、先週のニューヨーク・ジャイアンツ戦(24対21で勝利)に続く試合終了間際の勝ち越しFGで3連勝を達成。RBメウェルデ・ムーアのラン22回122ヤードを筆頭にランで計160ヤードを稼ぎ、QBブラッド・ジョンソンはパス196ヤード、1インターセプトだった。今季初の勝率5割としたヴァイキングスは、地区首位のベアーズ(7勝3敗)を2ゲーム差で追っている。

 パッカーズは、QBブレット・ファーヴがパス227ヤード、2TD、2インターセプトと奮闘したが、ランで計21ヤードしか稼げなかったのが響いた。先週のNFC週間MVPを受賞したRBサム・ガードウは、ラン10回7ヤードとヴァイキングス守備陣に完全に抑え込まれた。パッカーズは今日の敗戦で2勝8敗となり、ファーヴが先発QBの座についた1992年以降では一度も経験していなかったシーズン負け越しまで一敗も許されない状況となった。

 この試合をもってシーズン第11週の全日程が終了。シーズン第12週は11月24日(木)、11月27日(日)、28日(月)の3日間にわたって全16試合が開催される。