ワイルドカード週間MVPはウェイン、ウィンフィールド、ブライエン

 ワイルドカードプレーオフの週間MVPは、オフェンス部門でインディアナポリス・コルツWRレジー・ウェイン、ディフェンス部門でミネソタ・ヴァイキングスCBアントワン・ウィンフィールドスペシャルチーム部門でニューヨーク・ジェッツKダグ・ブライエンがそれぞれ受賞した。

 ウェインブロンコス戦でレシーブ10回221ヤード、2TDとキャリアベストの成績を残し、49対24での快勝に大きく貢献した。ウェインのレシーブ221ヤードは、プレーオフではリーグ歴代3位の好記録であり、58年に殿堂入りレイモンド・ベリーが記録した178ヤードを上回るチーム新記録だ。彼はプロ4年目のマイアミ大出身で、自己初の週間MVPとなった。

 ウィンフィールドは、パッカーズ戦(31対17で勝利)でチームトップ11タックル、1INTと活躍した。ウィンフィールドを筆頭にヴァキングス守備陣は、パッカーズQBブレット・ファーヴから計4インターセプトを奪い、レギュラーシーズンリーグ3位(試合平均277.6ヤード)のパスオフェンスを216ヤードに抑えた。ヴァイキングスは、00年以降ではプレーオフ初勝利となった。オハイオ州立大出身でプロ6年目のウィンフィールドは、初の週間MVPだ。

 ブライエンチャージャーズ戦(20対17で勝利)のオーバータイムで決勝28ヤードFGを決め、チームに勝利をもたらした。ブライエンはこの試合、第1Qに33ヤードFGを失敗したが、第3Qに42ヤードFGを成功させ、オーバータイムで貴重なFGを決めた。彼はポストシーズン通算FG7本中6本成功させている。カリフォルニア大出身でプロ11年目のブライエンは、通算5度目の週間MVPで、ジェッツの一員として03年第10週に次ぐ2度目の受賞だ。