パッカーズ、連勝ストップ! ファーヴの記録も止まる

 現地時間12月5日(日)、NFL 2004シーズン第13週のうち15試合が全米各地で開催された。

中でも、開幕1勝4敗からの見事な立て直しで現在6連勝中とNFC北地区優勝を狙うグリーンベイ・パッカーズは、既にNFC東地区優勝を決めているフィラデルフィア・イーグルスと対戦した。試合は大方の予想を覆しイーグルスの一方的な展開となり、前半だけで35対3と大差が開き、終わってみれば47対17でイーグルスパッカーズに圧勝した。イーグルスはQBドノヴァン・マクナブが43回中32回のパス成功で464ヤード(チーム新記録)、5TD(自己新記録)を獲得、また、WRテレール・オーウェンズは8回のレシーヴで161ヤード、1TDRBブライアン・ウェストブルックも11回のレシーヴで156ヤード、3TDを獲得する猛攻でチーム史上初となる開幕11連勝を飾った。一方、パッカーズのQBブレット・ファーヴはこの試合で1つもTDをあげられず、TDパス獲得の連続試合記録が37試合(NFL歴代2位)でストップした。歴代1位はジョニー・ユナイタスの47試合。

一方、その他の試合では、NFC南地区優勝へあと1勝と迫ったアトランタ・ファルコンズタンパベイ・バッカニアーズと対戦したが、エースQBマイケル・ヴィックエンドゾーンまで残り1ヤードのチャンスを2度も手にしながら、いずれもインターセプトを喫するなど最後までバッカニアーズのディフェンス陣を崩せず、0対27の完封負けで2年ぶりのプレーオフ出場決定は来週に持ち越しとなった。また、AFC南地区のライバル、テネシー・タイタンズと対戦したインディアナポリス・コルツQBペイトン・マニングはこの試合でも3つのTDパスを決め、これでダン・マリーノの持つ1シーズン通算TD数のNFL記録48TDへあと4と迫った。さらにWRマーヴィン・ハリソンとのコンビによるTD数も80とし、マリーノマーク・クレイトンのコンビを抜き去り、NFL歴代単独2位に踊り出た。歴代1位はスティーヴ・ヤングジェリー・ライスのコンビが持つ85。残り試合はあと4試合。

現地時間12月6日(月)のマンデーナイトゲームでは、ダラス・カウボーイズシアトル・シーホークスが対戦する。この試合をもってシーズン第13週の全日程が終了。シーズン第14週は12月12日(日)、13日(月)の2日間にわたって全15試合が開催される。