イーグルス、一番乗り! 4年連続NFC東地区制覇

 現地時間11月28日(日)、NFL 2004シーズン第12週のうち13試合が全米各地で開催された。

中でも注目を集めたニューヨーク・ジャイアンツフィラデルフィア・イーグルスの対戦では、イーグルスのディフェンス陣がジャイアンツのルーキーQBイーライ・マニングを完全に封じ込め27対6と快勝し、イーグルスが4年連続でのNFC東地区優勝を達成した。11試合目での地区優勝は1978年にリーグが16試合制を採用して以来、1985年のシカゴ・ベアーズ、1997年のサンフランシスコ・49ersに次ぐNFL史上3チーム目の快挙となった。ちなみに1985年のベアーズはスーパーボウル制覇を成し遂げた。

また、1敗を守るその他の2チームの動向は、ニューイングランド・ペイトリオッツボルチモア・レイヴンズを24対3と圧勝、ピッツバーグ・スティーラーズワシントン・レッドスキンズを16対7と降し、ともに10勝目をあげた。ペイトリオッツは今週の試合でレギュラーシーズン16試合連続の先制得点をマークしNFL新記録を達成、スティーラーズスーパーボウルを制覇した1975年以来となる戦績を開幕10勝1敗とした。

その他の試合では、AFC北地区のライバル対決となったクリーブランド・ブラウンズシンシナティ・ベンガルズの一戦がNFL史上に残る大激戦となり、58対48という壮絶なスコアでベンガルズが勝利した。両チームの1試合総得点106ポイントは1966年11月27日のレッドスキンズが72対41(113ポイント)でジャイアンツを降した試合に次ぐNFL史上2番目のスコアとなった。NFLとAFLが合併した1970年以来では最多となる。

現地時間11月29日(月)のマンデーナイトゲームでは、セントルイス・ラムズグリーンベイ・パッカーズが対戦する。この試合をもってシーズン第12週の全日程が終了。シーズン第13週は12月5日(日)、6日(月)の2日間にわたって全16試合が開催される。