木下、2年連続で『オールNFLヨーロッパ』に選出!

 現地時間21日(木)、アメリカンフットボールの米国プロリーグNFL(National Football League:ナショナル・フットボール・リーグ)の下部組織で『NFLの登竜門』とも呼ばれるNFLヨーロッパ2007シーズンの各ポジション別年間最優秀選手『オールNFLヨーロッパ』27名が発表され、スペシャルチーム部門でアムステルダム・アドミラルズWR/KR-PR木下典明立命館大卒)が昨年に続き2年連続で選出さた。

 外国人選手のみを対象とした2部門(オフェンス、ディフェンス各1名ずつ)を除き、米国人以外の外国人選手の選出は、25名中、LB部門で選出されたケルン・センチュリオンズLBフィリップ・ガーデンフランス)と木下の2人だけ。また、今季4勝6敗と低迷したアドミラルズからは木下が唯一の選出となった。

 NFLヨーロッパ3年目の木下は、アドミラルズのリターナーとして開幕から全10試合に出場を果たし、パントリターンでは今季リーグ最長となった86ヤードTDを含めリターン11回で175ヤード、1TDを獲得。1回平均獲得ヤードでは15.9ヤードと、並み居るNFL派遣選手を退け、リーグ1位の記録を残した。また、キックオフリターンでもリターン26回でリーグ2位の604ヤードを獲得した。

 さらに、木下は本業のレシーバーとしても、レシーブ通算23回でリーグトップ10に入る364ヤード、そして2TDをマーク。昨季の188ヤードから倍近く成績を伸ばし、過去2000年シーズンに板井征人が記録した208ヤードの1シーズン通算レシーブ獲得ヤードの日本人最高記録を7年ぶりに大きく更新した。