QBファーヴ、トレード要求の噂を否定

  グリーンベイ・パッカーズのQBブレット・ファーヴが、チームにトレードを要求しているとの噂を否定した。パッカーズニューイングランド・ペイトリオッツにトレードで加入したWRランディ・モスを獲得しなかったことに対し、ファーヴが不満を表明したことからトレード要求の噂が広がっていた。しかし、ファーヴは「数週間前、ランディ・モスが、ニューイングランドにトレードされた時にはイライラしたよ。だが、俺はトレードを要求したこともないし、トレードされたくもない。俺はこのチームにいたい。パッカーズの選手として引退したいんだ」とコメントしている。

 パッカーズテッド・トンプソンGMは、この一件について「時にはチームの方針に不満を持つのは人として自然なことだと思うよ。ブレット・ファーヴが勝利のことだけを考えている選手であることはみんな知っている。チームとして、彼と同じ目的を分け合っている。(若手中心の再建モードに入ったとの声もあるが)チームは今、勝ちたいんだ」と述べ、ファーヴの姿勢に一定の理解を示している。今オフのパッカーズの補強を見ると、FAで獲得した新戦力はCBフランク・ウォーカーのみ。ディフェンス陣は、CBアル・ハリスLBニック・バーネットDLカレン・ジェンキンズら主力と再契約を結んでいるが、攻撃陣はRBアーマン・グリーンFBウィリアム・ヘンダーソンと長年チームを支えてきた主力選手が移籍。また、彼らに代わる新戦力の獲得もなくタレント不足と言われている。