QBマクナブ、ドラフト上位のQB指名にショック

 フィラデルフィア・イーグルスのQBドノヴァン・マクナブは、イーグルスドラフト2巡全体36位とチーム最初の指名権を使ってQBのケヴィン・コッブを指名したことに「ショックだった」と地元ラジオ局のインタビューで語った。プロボウル5度出場を誇るマクナブは、昨季中盤に残りシーズン絶望の原因となった膝の靭帯損傷のリハビリは順調と述べ、「ドラフトで同じポジションの選手を指名されれば、『どんな意味があるんだろう』と気になるものだよ。ただ、俺にとって最も重要なことは、100%のコンディションに戻すことだ。そして試合に復帰し、正しいことをするだけだよ」と続けている。

 マクナブは、ドラフト直後にアンディ・リードヘッドコーチと会談しているが、その中身については語っていない。しかし、昨季マクナブ離脱の後に代役として大活躍しチームを地区優勝に導いたジェフ・ガルシアタンパベイ・バッカニアーズへFA移籍したこともあり、先発QBの座については心配していない模様だ。イーグルスドラフトで1巡全体26位指名権をカウボーイズにトレードし、交換として2巡全体26位、3巡全体87位、5巡全体159位を獲得。この2巡指名権を使ってヒューストン大でパス通算1万2,964ヤード、85TD、31インターセプトを記録したコッブを獲得した。マクナブは、「ケヴィン・コッブはチームにとって素晴らしい仕事をしてくれるだろう。彼を出来る限り助けてやるつもりだし、彼は良い選手になると確信している。今週末のミニキャンプで彼とプレーすることを楽しみにしている」と、今回のQB指名にわだかまりがないことを強調している。