CBクレメンツ、守備の史上最高額で49ersへ

 現地時間3月2日にFA交渉が解禁。サンフランシスコ・49ersが、CBネイト・クレメンツSマイケル・ルイスWRアシュリー・レリーをFAで獲得した。クレメンツの契約は守備選手としてはリーグ史上最高額となる8年総額8,000万ドル(約92億円)、2200万ドル(約25億3,000万円)の保証と見られている。一方、ルイスの詳細については明らかになっていないが、WRレリーは2年総額430万ドル(約4億9000万円)、200万ドル(約2億3,000万円)の保証と言われている。今オフ、49ersサラリーキャップに3000万ドル(約34億5000万円)のスペースがあり、早速その金銭的な余裕を生かし積極的な補強を断行した。

 プロ6年のクレメンツは、プロ入りから昨季までバッファロー・ビルズでプレイし、昨季は16試合出場、70タックル、3インターセプトを記録した。プロ通算では96試合出場で432タックル、23インターセプトをあげ、2004年にはプロボウルに出場している。今オフのFA市場では、屈指の大物選手と評されていた。クレメンツは、FAの資格を得た後に2004年にCBチャンプ・ベイリーデンバー・ブロンコス)が結んだ7年総額6300万ドル(約72億4500万円)を上回る契約を結びたいと語っており、その希望が叶った格好だ。プロ5年のルイスは、昨季14試合出場で57タックル、2.0サック、2インターセプトを記録。プロ入りから昨季までフィラデルフィア・イーグルスに在籍、2004年にはプロボウルに出場しており、クレメンツと同じく即戦力として期待されている。プロ5年のレリーは、昨季アトランタ・ファルコンズで15試合出場、レシーブ28回430ヤード、1TDを記録。プロ入りから2005年まではデンバー・ブロンコスでプレーし、2004年にはレシーブ54回1,084ヤード、7TDをあげている。