ベアーズがLBブリグズをフランチャイズ指定

　シカゴ・ベアーズが、LBランス・ブリグズをフランチャイズ選手に指定した。3月2日までにベアーズと契約に合意しなかった場合、無制限FAになる予定のブリグズだったが、これによりベアーズは他チームと同じ金額を提示すれば彼を引き止めることができる。また、もし彼が他チームに移籍する場合は、移籍先から補償として2007,08年のドラフト1巡指名を獲得できる。彼がどのチームとも契約に合意しなかった場合、1年契約でLBの年俸トップ5の平均額である720万ドル（約8億6000万円）を受け取る。

　ここ2年連続でプロボウルに選出され、LBブライアン・アーラッカーと並ぶベアーズ強力守備陣の中核である26歳ブリグズは、スーパーボウルの前に「ドラフト3巡指名で4年間プレーし、大型契約を結べる機会を得た。自分の価値がどれくらいか、試してみたい」とFA市場に参戦したい意志を示していた。ちなみに今季の彼の年俸は72万1600ドル（約8700万円）だ。また、昨春に契約延長の交渉を行った際、ブリグズ側が6年総額3000万ドル級(3600万ドル)の提示を拒否したと報じられている。今季16試合出場で、130タックル、2インターセプト、1.0サックをあげた若きトップLBについてラヴィ・スミスヘッドコーチは、「ランスは、守備の中心の1人だ。私たちが彼に要求したこと全てを彼はこなし、年々成長してきている、守備の多くの成功には、彼のプレーが基盤となっている」と大きな信頼を置いている。