AFC、サヨナラFGで勝利

 今季最後の試合となるプロボウルが行われ、AFCKネイト・キーディングの試合終了と同時に決まる21ヤードサヨナラFGにより31対28でNFCを下した。これでAFCは通算成績を19勝18敗とし、1つ勝ち越した。MVPには、パス17回中8回成功190ヤード、2TDをあげたシンシナティ・ベンガルズのQBカーソン・パーマーが選出されている。この試合で引退するニューヨーク・ジャイアンツRBティキ・バーバーは、ラン7回4ヤード、1TD、パス1回1インターセプトだった。NFCは第4Q残り2分54秒、残り1分48秒に連続TDをあげ14点差を追いつく粘りを見せた。しかし、AFCは残り38秒にQBパーマーから同僚のWRチャド・ジョンソンへのロングパスで相手の反則を誘い、敵陣2ヤード地点まで前進。最後はKキーディングが、確実にFGを決め接戦を制した。

 第1Qは共に無得点。第2Q、NFCRBティキ・バーバーの1ヤードTDランで先制する。AFCWRレジー・ウェインの72ヤードTDパス、LBアダリアス・トーマスの70ヤードファンブルリカバーTDで逆転するが、NFCRBフランク・ゴアが1ヤードTDランを決め14対14の同点で前半を終える。第3Q、AFCRBラデイニアン・トムリンソンの3ヤードTDランで勝ち越すと、第4Q早々にWRチャド・ジョンソンが42ヤードTDパスをあげ、リードを14点に広げる。NFCは残り2分54秒にRBスティーヴン・ジャクソンが4ヤードTDランをあげるが、ツーポイントコンバージョンに失敗。しかし、次のプレーでオンサイドキックを成功させると、残り1分48秒にWRアンクワン・ボウルディンの47ヤードTDパスとツーポイントコンバージョン成功で28対28と追いつく。AFCは直後の攻撃で、敵陣2ヤード地点まで進むとKキーディングが決勝FGを成功させ勝利した。

 AFCではQBヴィンス・ヤングがパス10回中4回成功、71ヤード、1インターセプト、QBペイトン・マニングがパス12回中5回成功、67ヤード。RBトムリンソンはラン10回51ヤード、1TDRBラリー・ジョンソンはラン6回33ヤード、WRウェインはレシーブ6回137ヤード、1TDWRアンドレ・ジョンソンはレシーブ3回73ヤード、Sエド・リードは2インターセプトをあげている。

 NFCではQBトニー・ロモがパス19回中11回成功、156ヤード、1TD、1インターセプト、QBマーク・バルジャーがパス15回中8回133ヤード。QBドリュー・ブリーズは左肘の脱臼により、第1Qに負傷退場している。RBゴアはラン6回26ヤード、1TDRBジャクソンはラン7回26ヤード、1TDWRボウルディンはレシーブ5回86ヤード、1TDWRスティーヴ・スミスはレシーブ4回62ヤードだった。