カウボーイズの新HCはフィリップスに
ダラス・カウボーイズの新ヘッドコーチ(HC)にウェイド・フィリップスの就任が濃厚になった、とNFLアナリストのアダム・シャフターがNFL NETWORKの番組「NFL Total Access」で伝えた。59歳のフィリップスは、2004年からサンディエゴ・チャージャーズの守備コーディネイターを務めていた。彼は1993、94年にデンバー・ブロンコス、1998−2000年にバッファロー・ビルズでHC、1985年にニューオリンズ・セインツで4試合、2003年にアトランタ・ファルコンズで3試合暫定HCを務め、通算48勝39敗の成績を残している。また、HCとしてプレーオフには3度出場しているが、未だ勝ち星はない。
今回、10人に及ぶ候補者の中からフィリップスが選ばれた背景として、フィリップスがチャージャーズでカウボーイズと同じくリーグで少ない3−4隊形の守備を採用していたことがあげられている。チャージャーズではLBショーン・メリマンのパスラッシュを中心に守備を構成したフィリップスだが、今度はLBデマーカス・ウェアを中心とした守備陣を作ることになる。チャージャーズは、今オフに入ってカム・キャメロン攻撃コーディネイターがマイアミ・ドルフィンズの新HC、ロブ・シュジンスキーTEコーチがクリーブランド・ブラウンズの新攻撃コーディネイター、グレッグ・マヌスキーLBコーチがサンフランシスコ・49ersの守備コーディネイターに就任しており、フィリップスで4人目のコーチ流出となる。