RBバーバー、引退後も休むつもりはない

 今季限りでの引退を表明しているニューヨーク・ジャイアンツRBティキ・バーバーが、現役最後の試合となるプロボウルを間近に控え現在の心境を語った。双子でタンパベイ・バッカニアーズCBロンデ・バーバープロボウルに選ばれている31歳のバーバーは、「NFLにお金を払ってもらう家族旅行のようなものだね」と10日の試合についてコメント。また、プロ10年間で歴代17位のラン1万449ヤードを稼ぎ、「本当に楽しかった。素晴らしいキャリアを築け、自分の意志で引退することができるんだからね。担架によってフィールドを去ることもなく、大きなケガを負うこともなかった」と充実した現役生活だったと語った。

 一方で唯一の後悔はスーパーボウルに勝つことができなかったことで、「(2001年スーパーボウルに出場したが、ボルチモア・レイヴンズに敗戦)もう一度スーパーボウルで戦うことができないという恐れが、現実のものとなってしまった。しかし、これがNFLであり、チームスポーツは予測不可能なものだよ。スーパーボウルに出場することさえできなかった偉大な選手も多くいるしね」と述べている。そして引退後については、「引退は一時的なものだよ。残りの人生をハンモックにゆられながら過ごすつもりはないね」とコメント。今後はすでに始めているTV解説者としての仕事に、2人の息子A・Jカーソンと過ごす時間を増やす計画だ。さらに子供用の絵本や自伝の執筆、フルーツ風味の飲料水「O Water」を製造する会社の投資家を務めるなど精力的に活動する予定だ。