カーディナルズ、新HCの同僚をアシスタントに招聘

 アリゾナ・カーディナルズが、ラス・グリムをアシスタントヘッドコーチ兼攻撃ラインコーチとして獲得した。昨季までグリムは新ヘッドコーチに就任したケン・ワイゼンハントと共にピッツバーグ・スティーラーズでコーチを務め、今オフにはスティーラーズカーディナルズの新HC候補に上がっていた。しかし、スティーラーズマイク・トムリンカーディナルズワイゼンハントを指揮官に選んでいた。

 47歳のグリムは、「(HCに就任できなかったのは)とてもタフな経験だった。自分でもなれるものと思っていたからね。しかし、2チームが下した決断を尊重しているよ。今は、新しいことに挑戦する時だ。アリゾナでの仕事を楽しみしている」と意気込みを語っている。現役時代、グリムは1981年から91年にかけてワシントン・レッドスキンズGとして活躍。プロボウルにも4度選出され、今年の殿堂入り最終候補者に残っている。引退翌年の1992年から2000年まではレッドスキンズ、ここ6年間はスティーラーズアシスタントコーチを務めていた。