スティーラーズ新HCにトムリンが就任

 ピッツバーグ・スティーラーズの新ヘッドコーチ(HC)に、マイク・トムリンの就任が決まった。前ミネソタ・ヴァイキングス守備コーディネイターだったトムリンは、チーム74年の歴史で初の黒人HCとなる。契約は4年間で1年平均250万ドル(約3億円)を見られている。スティーラーズビル・カウワーHCが15年間、その前のチャック・ノールが23年間指揮を執っており、トムリンがここ38年間でようやき3人目のHCとなる。

 守備コーディネイターの経験は今季の1シーズンだけでトムリンは34歳で、前任のカウワーが就任した時と同じ年齢だ。同い年の選手もいる自身の年齢についてトムリンは、「自分の年齢がどんな影響をもたらすか、まだ探っている状況だ。しかし、私は自分を34歳のコーチと強調することや、(若いが)経験豊富なコーチと呼んだりしない」と、特に意識していない様子だ。トムリンはかつてインディアナポリス・コルツトニー・ダンジーHCの下でアシスタントを務めた経験があり、ダンジーは「彼はコミュニケーション能力に長けた優秀なコーチだよ。すぐに彼の実力を周囲に見せるチャンスをつかむだろうね」と、かつての弟子の能力に太鼓判を押している。