ファルコンズ、モーラHCを解任

 アトランタ・ファルコンズが、ジム・モーラヘッドコーチを解任した。今季ファルコンズは後半9試合で7敗と失速し7勝9敗だった。シーズン後半8試合で6敗を喫し、8勝8敗に終わった昨季に続いてプレーオフ進出を逃したことでチームは解任を決定した。45歳のモーラは、サンフランシスコ・49ers守備コーディネイターから2004年にファルコンズHCに就任した。就任1年目は11勝5敗をあげ、カンファレンスチャンピオンシップにチームを導いたが、その後は2年連続で成績を下げていた。

 ニューオリンズ・セインツインディアナポリス・コルツの指揮官として通算125勝(106敗)をあげたジム・モーラを父に持つモーラは、「ここで自分たちが成し遂げた多くのことに誇りを持っている。スーパーボウル復帰という目標にあと一歩で届かなかったけどね」とコメントしている。今季開幕前に2年間の契約延長を交わしたばかりの指揮官を解雇したファルコンズアーサー・ブランクオーナーは、「とても難しい決断だった。ジムがチームを長きに渡って率いてくれることに大きな期待を抱いたが、HC交代がチームの長期的な利益になると決断した。彼の試合に対する情熱を尊敬しており、彼と家族の幸せを願っている」と述べている。