新人RBアッダイが4TDラン、コルツ10勝一番乗り

 第12週の計12試合が全米各地で行われた。インディアナポリス・コルツフィラデルフィア・イーグルス戦では、新人RBジョセフ・アッダイがラン171ヤード、4TDと大活躍したコルツが45対21と圧勝。先週ダラス・カウボーイズに敗れ今季初黒星を喫した影響を感じさせない余裕の勝利でリーグ10勝一番乗りを果たした。コルツは来週のテネシー・タイタンズ戦に勝利すると、早くもAFC南地区優勝が決まる。

 本日の大一番と評されていた3敗のニューイングランド・ペイトリオッツ対1敗のシカゴ・ベアーズ戦は、CBアサンテ・サミュエルが3インターセプトをあげたペイトリオッツが17対14で競り勝った。両チーム合わせて計9ターンオーバーと、両チームとも守備陣の奮闘が光る試合となったが、ペイトリオッツの方が一枚上手だった。惜敗したベアーズのQBレックス・グロスマンは、ここ6試合で3度目の1試合3インターセプト以上と調子を落としており、実績十分の2番手QBブライアン・グリーシーを先発に推す声が高まりそうだ。

 プレーオフのシード争いを見るとAFCで1敗のコルツを追う2敗のボルチモア・レイヴンズは、チームタイ記録となる計9サックを浴びせピッツバーグ・スティーラーズに27対0で完勝した。同じく2敗のサンディエゴ・チャージャーズも、不調のオークランド・レイダーズ相手に第3Qを終えリードを許すが、第4QにRBラデイニアン・トムリンソンが1TDラン、1TDパスをあげ21対14で逆転勝ちしている。

 NFCではニューオリンズ・セインツはQBドリュー・ブリーズが5試合連続のパス300ヤード超えとなるパス349ヤード、2TDをあげ31対13で快勝し4敗を守った。ファルコンズのQBマイケル・ヴィックはランで166ヤードをあげたが、パスでは84ヤードに終わっている。他に4敗だったニューヨーク・ジャイアンツカロライナ・パンサーズを見ると、ジャイアンツはテネシータイタンズ相手に第3Qを終え21対0と大量リードを奪う。しかし、第4Qに3連続TDを許し追いつかれると、残り9秒に勝ち越しFGを決められ21対24とまさかの逆転負けを喫した。また、パンサーズもワシントン・レッドスキンズに14対17で競り負けそれぞれ5敗目を喫している。

 明日のマンデーナイトでは6勝4敗のシアトル・シーホークスが、本拠地で4勝6敗のグリーンベイ・パッカーズと対戦する。今季限りで引退と言われているパッカーズのトップQBブレット・ファーヴにとって最後のマンデーナイトになるだろう。パッカーズとしてはこの記念すべき試合に勝利し、プレーオフへの望みを何とかつなげたい所だ。2年連続スーパーボウル進出を目指すシーホークスにとっても地区首位固め、プレーオフ上位シード獲得のためには確実に勝たなければいけない試合だ。