コルツ、リーグ唯一の開幕8連勝を達成

 第9週の13試合が全米各地で行われた。ここまで無敗のインディアナポリス・コルツ対1敗のニューイングランド・ペイトリオッツの戦いは、5ターンオーバーを奪ったコルツが27対20で勝利し開幕8連勝を達成した。ペイトリオッツのQBトム・ブレイディが、味方レシーバーのキャッチミスもありパス201ヤード、4インターセプトだったのに対し、コルツのQBペイトン・マニングはパス326ヤード、2TD、1インターセプトとパス攻撃の差が勝敗を分けた。

 コルツとともに無敗だったシカゴ・ベアーズは、先週まで1勝のマイアミ・ドルフィンズに13対31とまさかの黒星を喫した。コルツはQBレックス・グロスマンが3インターセプト、1ファンブルロスを喫するなどチーム全体で計6ターンオーバーを献上。そのチャンスをQBジョーイ・ハリントンが3TDパス(2インターセプト)、RBロニー・ブラウンがラン157ヤードと活躍したドルフィンズが着実に得点へとつなげ番狂わせを起こした。

 昨季のAFCカンファレンス決勝の再戦となったピッツバーグ・スティーラーズデンバー・ブロンコス戦は、WRジェヴォン・ウォーカーがレシーブ134ヤード、2TDに72ヤードTDランと大暴れしたブロンコスが31対20で勝利。スーパーボウルまで後一歩の所で敗れた昨季の借りを返し2敗を守った。一方、今日の敗戦で早くも6敗目を喫したスティーラーズは、エースQBベン・ロスリスバーガーがパス433ヤード、1TDを記録するも3インターセプトと今日もミスが目立った。さらにチーム全体で3ファンブルロスと、まさに自滅した格好となった。

 他にAFCでは、サンディエゴ・チャージャーズはエースRBラデイニアン・トムリンソンがラン172ヤード、3TDをあげ、32対25でクリーブランド・ブラウンズとの点の取り合いに勝利。ボルチモア・レイヴンズは、シンシナティ・ベンガルズとのAFC北地区首位決戦に26対20で競り勝ちともに6勝2敗としている。NFCでは守備陣の奮闘によりヒューストン・テキサンズに14対10で勝利したニューヨーク・ジャイアンツ、QBドリュー・ブリーズがパス314ヤード、3TDパスと爆発しタンパベイ・バッカニアーズを31対14で下したセインツの2チームが2敗を守っている。

 明日のマンデーナイトでは、昨季のNFC王者シアトル・シーホークスオークランド・レイダーズと対戦する。開幕5連敗の後、連勝と上昇気流に乗りつつあるレイダーズに対し、シーホークスはエースQBマット・ハセルベックRBショーン・アレグザンダーの2人を欠きここ4試合で1勝3敗と苦戦している。攻撃の両輪を欠くシーホークスが連敗を止めることができるか、それともレイダーズが3連勝を達成できるか注目だ。