ブレイディ4TDパス、ペイトリオッツが快勝

 第8週のマンデーナイト、ミネソタ・ヴァイキングスニューイングランド・ペイトリオッツの試合が行われ、QBトム・ブレイディがパス372ヤード、4TD、1インターセプトと大活躍したペイトリオッツが31対7で快勝した。1敗を守ったペイトリオッツはこれでロード6連勝、来週のサンデーナイトでは全勝のインディアナポリス・コルツをホームに迎え撃つ。

 ヴァイキングスは、先週の時点でリーグ2位のラン獲得ヤードを稼いでいたエースRBチェスター・テイラーがラン10回22ヤードと完全に押さえ込まれたのが誤算だった。さらにQBブラッド・ジョンソンが3インターセプト、途中出場のQBブルックス・ボウリンジャーも1インターセプトとパスではターンオーバーを連発してしまう。RBメウェルデ・ムーアの71ヤードパントリターンTDが唯一の得点と、攻守で力の差を見せつけられての完敗だった。

 これで第8週の全日程が終了。第9週は現地時間11月5日、6日に14試合が行われる。最も注目が集まるのは7戦全勝のコルツと6勝1敗のペイトリオッツの一戦で、AFCカンファレンスチャンピオンシップの前哨戦といっても過言でもない大一番だ。コルツとしては、今週のブロンコスに続き1敗のペイトリオッツを下せばAFC第1シード獲得へ向け大きく前進する。逆にペイトリオッツとしては、勝敗が同じ場合は直接対決の成績が優先されるため、この試合に負けると実質的にはコルツとは3ゲーム差になってしまう。プレーオフ第1シードをつかむためには負けられない。

 コルツと同じく無敗のシカゴ・ベアーズは、マイアミ・ドルフィンズと対戦する。ドルフィンズは現在1勝6敗と絶不調なだけに、ベアーズとしては確実に勝っておきたい。他には昨季のAFC決勝の再戦となるピッツバーグ・スティーラーズデンバー・ブロンコス戦も興味深い。現在2勝5敗と苦戦中のスティーラーズは、ここで負けて借金4になるとプレーオフ進出すらかなり厳しくなってくる。