レイヴンズがファセル攻撃コーディネイターを解雇

 ボルチモア・レイヴンズが、攻撃コーディネイタージム・ファセルを解雇した。レイヴンズはここまで獲得ヤードでリーグ28位、6試合の内3試合で16得点以下と攻撃陣が精彩を欠いていた。ブライアン・ビリックヘッドコーチは、「現在の4勝2敗から勝ち星を増やすためには、攻撃陣がもっと活躍しなければならない。私たちが必要とする攻撃のレベルに達するには日々の練習から見直す必要がある」とコメント。さらに「私はこのチームにとって最善の決断を下す義務がある。それがどんなに難しいものであろうとね」と、友人のファセルを解雇したことについて述べている。また、今後はビリック自身が試合でのプレイコールなど、攻撃コーディネイターの役割をこなすと見られている。

 ファセルは、1997年から2003年までニューヨーク・ジャイアンツのヘッドコーチを務め、レギュラーシーズンで通算58勝53敗1分けの成績を残した。就任1年目にコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2000年シーズンにはチームをスーパーボウル導いたがレイヴンズに敗れていた。2003年シーズン終了後にジャイアンツのヘッドコーチを解任された後、攻撃コンサルタントとしてチームに加入。そして2005年から攻撃コーディネイターを務めていた。