NFL開幕! 王者スティーラーズ逆転で初陣飾る

 ピッツバーグ・スティーラーズマイアミ・ドルフィンズの今シーズン開幕戦。第4Qに2TDを挙げたスティーラーズが代役QBチャーリー・バッチのパス209ヤード、3TDの活躍により28対17で逆転勝利を収めた。

 先制したのはスティーラーズで、第2QにWRネイト・ワシントンへの27ヤードTDパスが決まる。ドルフィンズもすぐにRBロニー・ブラウンの2ヤードTDランで応戦するが、スティーラーズWRハインズ・ウォードの7ヤードTDパスも決まり前半を14対10で折り返す。

 後半に入ると、第3Q残り6分11秒にドルフィンズRBブラウンが5ヤードTDランでこの試合で初めてリードを奪う。試合はこのまま第4Qに突入。スティーラーズは残り6分11秒にTEヒース・ミラーの87ヤードTDパスというビックプレーで再逆転すると、残り2分59秒にはLBジョーイ・ポーターがダメ押しとなる42ヤードインターセプトリターンTDを決めてドルフィンズを下した。

 スティーラーズは、バッチに加えRBウィリー・パーカーがラン29回115ヤードを記録し、バランスよい攻撃を展開した。対するドルフィンズは、QBダンテ・カルペッパーがパス262ヤードを挙げるも、逆転された後に2シリーズ連続でインターセプトを喫し、勝負弱さを露呈した。RBブラウンも、2TDをマークしたがラン15回30ヤードと不調だった。また、第4Qミラーの逆転TDは、エンドゾーンまで残り1ヤード、2ヤード付近でフィールドの外に出ていることをTV画面が映し出していた。しかし、ドルフィンズニック・セイバンHCはビデオでの判定見直しを要求するフラッグをフィールドに投げ入れるのが遅く、審判が気付かず。そのままエクストラポイントが実行され、TDが認められるなど、選手、ベンチともにかみ合わず、自ら勝てるチャンスを潰してしまった。