QBマクネアがレイヴンズへトレード移籍

 テネシー・タイタンズのQBスティーヴ・マクネアが、ボルチモア・レイヴンズへトレード移籍することが決定した。タイタンズは、見返りとして来年のドラフト4巡指名権を得たと見られている。マクネアは、カイル・ボウラーに代わるレイヴンズのエースQBを務めることになる。

 33歳のマクネアは、1995年にヒューストン・オイラーズ(現タイタンズ)に入団すると、昨季まで11年間チーム一筋でプレーしていた。オイラーズテネシーフランチャイズを移転し、タイタンズと改名したプロ3年目から先発QBに昇格し、通算81勝59敗(勝率57.8%)はチーム歴代最高勝率を誇る。2000年のスーパーボウルへチームを導き、2003年にはペイトン・マニングとシーズンMVPを受賞するなどリーグを代表するQBとして活躍していたが、ここ数年は度重なるケガによるコンディション不良で低調な成績に終わっていた。今オフ、満身創痍のマクネアに対し、チームは大幅な年俸削減となる契約見直しを要求したが彼は拒否する。さらに、ドラフトタイタンズは全体3位指名を使いテキサス大のQBヴィンス・ヤングを指名したことで、マクネアの放出は時間の問題と見られていた。