コルツ、まさかの敗戦!スーパーボウルの道は遠く…

 現地時間1月15日(日)、NFL ディビジョナルプレーオフの残り2試合が開催された。ピッツバーグ・スティーラーズインディアナポリス・コルツの試合は、第3Qに18点差をつけたスティーラーズがコルツに猛反撃を凌ぎ21対18で逃げ切り勝ち。カロライナ・パンサーズシカゴ・ベアーズの一戦は、リーグ1の守備を誇るベアーズ相手に計434ヤード獲得と攻撃陣が爆発したパンサーズが29対21で勝利を収めた。スティーラーズは1995年以来、パンサーズは2003年以来のスーパーボウルを目指し、カンファレンスチャンピオンシップへ進出した。

 スティーラーズは、第1Qに2TDと先制攻撃の成功が結果的に大きな勝因となった。プレーオフ第6シードからのカンファレンスチャンピオンシップ進出は史上初の快挙となる。獲得ヤードではスティーラーズの295に対しコルツは305とほぼ同じだったが、ボール保持時間で34分52秒対25分8秒と自慢のラン攻撃で試合をコントロールする自分たちのフットボールを実行できた。コルツは残り1分27秒での第4ダウンギャンブルに失敗するも、次のプレーでスティーラーズRBジェローム・ベティスからファンブルロスを奪い九死に一生を得た。しかし、残り21秒から46ヤード同点FGをリーグ屈指の成功率を誇るKマイク・ヴァンダージャットがまさかの失敗。第4Qに2TDと追い上げ開幕13連勝をあげた意地を見せたが、スーパーボウル制覇の最右翼と目されている中プレーオフ初戦で散った。

 パンサーズは、QBジェイク・デロームがパス319ヤード、3TDWRスティーヴ・スミスがレシーブ12回218ヤード、2TDと鉄壁の守備を誇るベアーズをパスで粉砕した。パンサーズはレギュラーシーズンの激突では3対13で敗れたが、今日は試合開始2プレー目でWRスティーヴ・スミスが58ヤードTD捕球をあげいきなり7点を先制。途中2点差にまで追い上げられたが、常にリードを奪う展開で逃げ切った。ベアーズは自慢の守備陣が予想外のほころびを見せ、QBレックス・グロスマンの奮闘も実らず敗れた。

 現地時間1月22日(日)には、カンファレンスチャンピオンシップピッツバーグ・スティーラーズデンバー・ブロンコスカロライナ・パンサーズシアトル・シーホークスの2試合が行われ、遂にスーパーボウルへ進出する2チームが決定する。