ペイトリオッツ、3連覇への道ついに途絶える
現地時間1月14日(土)、NFL ディビジョナルプレーオフの2試合が開催された。ニューイングランド・ペイトリオッツ対デンバー・ブロンコスの試合は、ペイトリオッツのターンオーバーを着実に得点へと結びつけたブロンコスが27対13で勝った。前人未到のスーパーボウル3連覇を目指したペイトリオッツを粉砕したブロンコスは、スーパーボウル連覇を達成した1998年以来となるプレーオフでの勝利を収めた。ワシントン・レッドスキンズ対シアトル・シーホークスの一戦は、リーグMVPのRBショーン・アレグザンダーが脳震盪により第1Q途中でサイドラインに下がるアクシデントに見舞われながらもシーホークスが20対10でレッドスキンズを下した。シーホークスは、今日の勝利で1984年12月22日以来となるプレーオフでの勝ち星をあげた。
ブロンコスは、第3Q終盤にCBチャンプ・ベイリーが自陣のエンドゾーンド内から敵陣1ヤードまで持ち込むインターセプトをあげるなど、計5ターンオーバーを奪うビッグプレー連発で勝利をあげた。逆にいえばペイトリオッツは、QBトム・ブレイディの2インターセプトにキックオフリターン、パント処理でそれぞれ1ファンブルロスを喫するなど王者らしからぬ凡ミスを繰り返し自滅した格好となった。
シーホークスは、第1QでRBショーン・アレグザンダーを欠いた事に加え計6ファンブルで3ファンブルロスとターンオーバーを重ねる苦しい試合内容だった。しかし、QBマット・ハセルベックがパス215ヤード、1TDパス、1TDラン、ターンオーバーなし。WRダレル・ジャクソンのレシーブ9回143ヤード、1TDに、要所をしっかり抑えた守備陣の奮闘によりなんとか勝利を収めた。レッドスキンズは、第4Qの36ヤードFG失敗など、何度も敵陣攻め込みながら拙攻で得点をあげられず番狂わせのチャンスを逃してしまった。
明日1月15日(日)には、ディビジョナルプレーオフの残り2試合AFCピッツバーグ・スティーラーズ対インディアナポリス・コルツ戦、NFCカロライナ・パンサーズ対シカゴ・ベアーズ戦が行われ、今日の勝者を含め、カンファレンスチャンピオンシップに出場する4チームが決定する。