チャージャーズ、コルツの開幕連勝を13で遂に止める!!

 現地時間12月18日(日)、NFL 2005シーズン第15週のうち12試合が全米各地で開催された。史上2チーム目の開幕14連勝を目指すインディアナポリス・コルツは、サンディエゴ・チャージャーズと激突した。試合はチャージャーズが第3Q序盤までに13対0とリードを広げるが、コルツはここから守備陣が連続ターンオーバーを奪う活躍を見せ、連続17得点で一気に逆転する。しかし、チャージャーズは、第4Q序盤にFGで逆転すると、第4Q残り2分9秒に2番手RBマイケル・ターナーの83ヤードTDランで貴重な追加点を奪う。コルツも反撃を試みるが、残り1分46秒にQBペイトン・マニングインターセプトを献上してしまい万事休す。伏兵ターナーのビッグプレーに助けられたチャージャーズが、26対17でコルツのシーズン無敗の夢を打ち砕き9勝5敗でプレイオフ戦線に生き残った。

 AFC北地区首位のシンシナティ・ベンガルズは自慢の攻撃陣が爆発し、デトロイト・ライオンズに41対17で圧勝。今季11勝目をあげ(3敗)、1990年以来となる地区優勝を決めた。また、すでにNFC西地区優勝を決めているシアトル・シーホークスは、テネシー・タイタンズを28対24で振り切っての10連勝を達成している。NFCトップの2敗(12勝)を守ったシーホークスは、プレイオフ1回戦のシードが決まった。

 NFC北地区首位のシカゴ・ベアーズは、鉄壁の守備陣がアトランタ・ファルコンズを抑え込み16対3で勝利。今季10勝4敗としたベアーズは、同地区2位のミネソタ・ヴァイキングスピッツバーグ・スティーラーズに敗れたことで地区優勝に王手をかけている。また、カロライナ・パンサーズは、ニューオリンズ・セインツを27対10で下し今季10勝目をあげた。先週まで同率で並んでいたタンパベイ・バッカニアーズが土曜日ニューイングランド・ペイトリオッツに敗れており、NFC南地区で再び単独トップに立っている。

 NFC東地区のライバル対決となったダラス・カウボーイズワシントン・レッドスキンズの試合は、レッドスキンズが35対7とカウボーイズを圧倒。カウボーイズが敗れたことで、NFC東地区首位のジャイアンツは2位に2ゲーム差と地区優勝に大きく前進した。一方、NFCワイルドカード争いは9勝5敗のバッカニアーズに、8勝6敗でカウボーイズレッドスキンズヴァイキングスファルコンズの4チームが並ぶ混戦になっている。

 現地時間12月18日(月)のマンデーナイトゲームでは、グリーンベイ・パッカーズボルチモア・レイヴンズが対戦する。ここまでパッカーズは3勝、レイヴンズは4勝とともに精彩を欠き、今季はシーズン早々にプレイオフ圏内から脱落している。来季へ向け、新戦力の台頭に期待したい。シーズン第16週は12月24日(土)、12月25日(日)、12月26日(月)の3日間にわたって全16試合が開催される。