ペイトリオッツ、AFC東地区優勝を決める

 現地時間12月17日(土)、NFL 2005シーズン第15週の内3試合が行われた。プレーオフ出場圏内のチームが相次いで出場する中、ニューイングランド・ペイトリオッツタンパベイ・バッカニアーズの地区首位同士の対決は、ペイトリオッツが28対0と完封勝ち。今季9勝目(5敗)をあげたペイトリオッツAFC東地区優勝を決め、前人未到スーパーボウル3連覇へ向け第1関門を突破した。QBトム・ブレイディは、パス258ヤード、3TDをあげ、今季パス通算3,888ヤードと自己ベストを更新している。先週まで9勝4敗でパンサーズとNFC南地区首位に並んでいたバッカニアーズは、地区優勝争いから一歩後退してしまった。

 NFC東地区首位のニューヨーク・ジャイアンツAFC西地区2位タイのカンザスシティ・チーフスの対戦は、RBティキ・バーバーがラン29回220ヤード、2TDと大暴れしたジャイアンツが、27対17で勝利。今季10勝4敗とし、地区優勝へ向け大きな1勝をあげた。チーフスはRBラリー・ジョンソンが、ラン31回167ヤード、2TDと奮闘したが及ばず。チーフスは、これで8勝6敗となりプレーオフ進出がかなり厳しくなった。

 AFC西地区首位のデンバー・ブロンコスは、バッファロー・ビルズ相手に先制TDを許すが、後半早々に逆転し28対17で順当勝ち。11勝3敗としたブロンコスは、少なくともワイルドカードでのプレーオフ進出の切符を掴んだ。また、地区2位のチーフスがジャイアンツに敗れており、明日の試合で同じく地区2位のサンディエゴ・チャージャーズインディアナポリス・コルツに敗れるとAFC西地区優勝が決定する。ブロンコスは、エースWRロッド・スミスがともにシーズンハイとなるレシーブ11回137ヤードをあげ、勝利の原動力となった。

 シーズン第15週は12月18日(日)、19日(月)の2日間にわたって残り13試合が開催される。