マニング、プロボウルMVP 熱かったシーズンに終止符

 現地時間2月13日(日)、NFL 2004シーズン最終戦となるNFLオールスターゲーム、『2005 NFL プロボウル』がアロハ・スタジアム(ハワイ州ホノルル)で開催され、38対21とAFCNFCに勝利。過去9年間の戦績を7勝2敗とし、通算でも18勝17敗と勝ち越した。なお、MVPには3TDパスを決めたAFCインディアナポリス・コルツのQBペイトン・マニングが輝いた。26年連続でチケット完売を達成した今年の第55回NFLプロボウルは、MVPを受賞したマニング、そしてNFCアトランタ・ファルコンズのQBマイケル・ヴィックという今夏8月6日(土)東京ドームで開催される『NFL TOKYO 2005』で来日を果たす2人のスーパースターQBの活躍が光った試合となった。

レギュラーシーズンで49TDパスという偉大なNFL記録を樹立し、2003シーズンに引き続き、今年も2年連続でNFLのシーズンMVPを授賞したマニングは、このオールスターゲームでも前半だけの出場で、62ヤード、41ヤード、12ヤードの3つのTDをマークする大活躍。5度目のプロボウル出場で、NFL歴代QBたちに4つ以上の差をつける個人通算TDパス数を11とした。また、マニングの達成したレギュラーシーズンMVPとプロボウルMVPのダブル授賞は、元ワシントン・レッドスキンズのQBジョー・サイズマンが達成した1983年以来の快挙となる。

一方、14点差を追う後半から登場したヴィックも、プロボウル初出場、初ドライヴで見事セントルイス・ラムズWRトリー・ホルトへ27ヤードTDパスを決めると、その後も3ヤードTDラン、さらにAFC強力ディフェンス陣のサックを華麗なステップでかわすなど持ち前の高度なアスリート能力を発揮。NFCオフェンスを後半だけで17得点に導き、結局逆転はならなかったものの、後半の猛追の大きな起爆剤となった。

コルツQBペイトン・マニングファルコンズQBマイケル・ヴィック。今のNFLをリードする2人のQBの活躍によって幕を閉じたNFL 2004シーズン。そして約6ヵ月後。来る新シーズンもこの2大スーパースターの競演で幕を開ける。『NFL TOKYO 2005』。NFL 2005シーズンは8月6日(土)、東京ドームから始まる。