マクナブ、ブルースキー、ロッサムがディビジョナルプレーオフの週間MVP

 ディビジョナルプレーオフの週間MVPにオフェンス部門でフィラデルフィア・イーグルスのQBドノヴァン・マクナブ、ディフェンス部門でニューイングランド・ペイトリオッツLBテディ・ブルースキースペシャルチーム部門でアトランタ・ファルコンズリターナーアレン・ロッサムが選ばれた。

 マクナブヴァイキングス戦(27対14で勝利)でパス33回中22回成功、286ヤード、2TDをあげ、チームを4年連続のNFC決勝に導いた。前半だけで、パス22回中16回成功209ヤードを稼いでいた。イーグルスは試合時間60分のうち41分48秒の間、2TD差以上をつける危なげない展開だった。シラキュース大出身でプロ5年目のマクナブは、通算5度目、今季2度目の週間MVP獲得だ。

 ブルースキーはコルツ戦で8タックル、1ファンブルフォース、1ファンブルリカバーをあげ、20対3の勝利に貢献した。ペイトリオッツは、この勝利でプレーオフ7連勝となった。特に印象に残るのは前半残り3分19秒でのプレーで、コルツに自陣39ヤード地点まで攻め込まれていた時に相手RBローズに強烈なタックルを浴びせファンブルロスを引き起こした。ブルスキの活躍もあり、ペイトリオッツ守備陣はコルツをわずか3点に封じ、リーグMVPの相手QBマニングをQBレーティング69.3と封じ込めた。アリゾナ大出身でプロ5年目のブルースキーは第4週、17週に続き今季3度目、通算5度目の週間MVPだ。

 ロッサムは47対17と圧勝したラムズ戦で、パントリターン3回、NFLプレーオフ記録の152ヤードを大暴れした。ロッサムは、前半残り59秒に68ヤードパントリターンTDをあげると、第3Qに39ヤード、45ヤードと連続して好リターンを披露し、チームの得点を演出した。これまでの記録は、87年ヴァイキングスアンソニー・カーターがセインツ戦で記録した143ヤードだった。ノートルダム大出身でプロ7年目のロッサムは、通算3度目、00年ファルコンズに加入してからは初の週間MVP授賞となった。