マニング、偉大な快挙 NFLシーズン記録49TD達成!

 現地時間12月26日(日)、NFL 2004シーズン第16週のうち12試合が全米各地で開催された。

 中でも注目を集めたのは、プレーオフの前哨戦とも言うべきAFC南地区の王者インディアナポリス・コルツAFC西地区の王者サンディエゴ・チャージャーズの対戦。試合はチャージャーズの15点リードで迎えた第4Q、コルツがKRドミニク・ローズキックオフリターンTDで8点差に迫る。すると試合残り56秒、コルツのQBペイトン・マニングがこの試合2本目のTDパスを決め2点差。さらにツーポイントコンバージョンを重ね、試合を振り出しに戻すと、オーバータイムでも先にFGを奪い、みごと逆転勝利を飾った。マニングはこの試合の2TDパスで今シーズン通算TDパス数を49とし、1984年にダン・マリーノの築いたNFL記録48TDを、残り1試合を残して20年ぶりに塗り替えた。また、マニングは今シーズンここまでのQBレーティングでも121.4と、スティーヴ・ヤングの持つNFL記録112.8を大幅に更新する位置にいる。さらに、コルツのマーヴィン・ハリソンブランドン・ストークリーレジー・ウェインの3人のWR陣も、NFL史上3チーム目となる3人のWRが10TD以上獲得、また、NFL史上4チーム目となる3人のWRが1000ヤード以上獲得という偉大な記録を達成した。

 その他の試合では、NFC西地区のシアトル・シーホークスアリゾナ・カーディナルズを41対7と大差で退け、2年連続でのプレーオフ出場を決めた。翌日のマンデーナイト・ゲームでフィラデルフィア・イーグルスセントルイス・ラムズを降せば、シーホークスNFC西地区優勝が決まる。また、ピッツバーグ・スティーラーズAFC北地区のライバル、ボルチモア・レイヴンズを20対7で退け、プレーオフでのホームフィールドアドバンテージを獲得。また、チーム記録となる13連勝でレイヴンズのプレーオフ出場の夢を絶った。さらに、カロライナ・パンサーズは37対20でタンパベイ・バッカニアーズを破り、これで戦績を7勝8敗とした。昨シーズンのNFC王者が1勝7敗のスタートから一気に逆転プレーオフ出場を狙う。

 現地時間12月27日(月)のマンデーナイトゲームでは、フィラデルフィア・イーグルスセントルイス・ラムズが対戦する。この試合をもってシーズン第16週の全日程が終了。シーズン最終週となる第17週は、現地時間2005年1月2日(日)に全16試合が開催される。