チーフス、土壇場で逆転! 壮絶な戦いに終止符

 現地時間12月13日(月)、NFL 2004シーズン第14週マンデーナイトゲームが、カンザスシティ・チーフステネシー・タイタンズの対戦で開催された。昨シーズンはともにプレーオフに駒を進めながら、今季は4勝8敗と開幕から低迷を続けているチーム同士の対戦となった試合は、両チーム合計で925ヤード、87得点を奪い合う壮絶なオフェンス合戦となり、最後は試合残り1分39秒に一度は勝ち越されたチーフスが、その直後の攻撃シリーズでQBトレント・グリーンからWRエディ・ケニソンへの9ヤードTDパスが炸裂し逆転。また、その2プレイ後にはチーフスLBカウィーカ・ミッチェルファンブル・リターンTDを決めて突き放し、最終スコア49対38でチーフスが激戦に終止符を打った。

チーフスは2年目のRBラリー・ジョンソンが7回のキャリーで104ヤード、2TDを奪う活躍を見せ、ケガで欠場しているエースRBプリースト・ホームズの穴を埋めた。一方、タイタンズWRドリュー・ベネットが12回のレシーヴで233ヤード、3TDの今シーズンのリーグ最多記録をマーク、また、QBビリー・ヴォレックもキャリア最高の426ヤード、4TDをマークしたが最後はあと一歩及ばなかった。また、チーフスのTEトニー・ゴンザレスはこの試合で7回のレシーヴを記録、これでキャリア通算のレシーヴ数を542とし、ケレン・ウィンズロウを抜いて歴代TEのレシーヴ数でNFL第3位に浮上した。ケレン・ウィンズロウはブラウンズのルーキーTEケレン・ウィンズロウJr.の父。

この試合をもってシーズン第14週の全日程が終了。シーズン第15週は12月18日(土)、19日(日)、20日(月)の3日間にわたって全16試合が開催される。