王者ペイトリオッツ、9勝目 4年連続でシーズン勝ち越しを決める

 現地時間11月22日(月)、NFL 2004シーズン第11週マンデーナイトゲームが、ニューイングランド・ペイトリオッツカンザスシティ・チーフスとの対戦で開催された。

試合は、昨シーズンのスーパーボウル王者ペイトリオッツが安定したゲーム展開を披露し、チーフスを27対19で降した。この試合、ペイトリオッツは攻守にわたり主力選手が安定した実力を発揮、QBトム・ブレイディは26回中17回のパス成功で315ヤード、1TDをマーク。また、RBコーリー・ディロンは26回のキャリーで98ヤード、2TDWRディオン・ブランチも6回のレシーヴで105ヤード、1TDを記録する活躍でチームの勝利に貢献した。また、ディフェンスでもSロドニー・ハリソンが前半終了間際のピンチで、チーフスQBトレント・グリーンのパスをエンドゾーン内でインターセプト、また後半開始早々の自陣5ヤードでの攻防もLBテディ・ブルースキーがチーフスRBデリック・ブレイロックを封じ込めるなど、要所で相手のチャンスを見事にシャットアウトした。チーフスはQBグリーンが、ペイトリオッツの主力CBタイ・ロータイロウン・プールの欠場というアドバンテージをものにし、42回中27回のパス成功で381ヤード、2TDパスを決めるパフォーマンスを見せたが、こちらもエースRBプリースト・ホームズの欠場が響き、この日のほとんどの場面でランプレイを封じ込められてしまった。

 ペイトリオッツはこの勝利によってNFLの連勝記録が21でストップしたスティーラーズ戦での敗戦以降を3連勝と完全に立て直しに成功、戦績を今季9勝1敗とし、2001年シーズン以来4年連続となるシーズン勝ち越しを決めた。一方、敗れたチーフスは3勝7敗となり、2連連続プレーオフ出場の可能性が大きく遠のいた。チーフスは昨季13勝3敗でAFC西地区を制し、プレーオフ出場を決めている。

 この試合をもってシーズン第11週の全日程が終了。シーズン第12週は11月25日(木)、28(日)、29日(月)の3日間にわたって全16試合が開催される。