後半戦スタート! GB、逆転優勝へ好発進

 現地時間11月14日(日)、NFL 2004シーズン第10週のうち、13試合が全米各地で開催された。

 全17週にわたって繰り広げられるNFL 2004シーズンも今週の第10週でついに後半戦に突入。そのスタートに相応しく今週は実に3試合がオーバータイムにもつれ込むなど、各チームとも地区優勝、プレーオフ出場に向けて激しい意地と意地のぶつかり合いを各地で展開した。

 現在、3強の一角を成す絶好調中のピッツバーグ・スティーラーズは敵地で同じくAFC北地区に所属するクリーブランド・ブラウンズと対戦。試合はスティーラーズのベテランRBジェローム・ベティスが2TDランをあげるなど大活躍。24対10でブラウンズをくだし8勝目をあげた。また、この勝利によってスティーラーズの新人QBベン・ロスリスバーガーNFL新人記録となる先発7連勝をマークした。一方、第8週に今季唯一の黒星をスティーラーズに喫した昨季の王者ニューイングランド・ペイトリオッツも相手のバッファロー・ビルズQB 2人から計4つのインターセプトを奪うなどディフェンスが機能し、29対6とビルズに完勝、こちらも1敗を守った。

 また、その他の試合では、NFC北地区の首位決戦となったミネソタ・ヴァイキングスグリーンベイ・パッカーズが激戦を繰り広げた。試合は両チームのエースQB、ヴァイキングスダンテ・カルペッパーパッカーズブレット・ファーヴが共に4TDパスを決めるなど31対31と終始激しい点の奪い合いを展開、最後は残り3秒からパッカーズKライアン・ロングウェルが33ヤードFGを成功させた瞬間に試合終了。34対31でパッカーズヴァイキングスを振り切り、5勝4敗でパッカーズヴァイキングスと並びNFC北地区首位に踊り出た。

 現地時間11月15日(月)のマンデーナイトゲームでは、フィラデルフィア・イーグルスダラス・カウボーイズが対戦する。この試合をもってシーズン第10週の全日程が終了する。シーズン第11週は11月21日(日)、22日(月)の2日間にわたって全16試合が開催される。