コルツ、劇的な幕切れ 残り2秒で激戦に終止符

 現地時間11月8日(月)、NFL 2004シーズン第9週マンデーナイトゲームが、ミネソタ・ヴァイキングスインディアナポリス・コルツの対戦で開催された。

 試合は、両チーム自慢のオフェンス陣が冴え、中盤から終盤にかけて白熱した点の奪い合いを展開。最後は28対28の同点で迎えた残り2秒のプレイで、コルツKマイク・ヴァンダージャットが35ヤードFGを決め、31対28とコルツがなんとかヴァイキングスを振り切った。ヴァイキングスQBダンテ・カルペッパー、コルツQBペイトン・マニングに注目の集まったNFL屈指の豪腕QB対決は、29回中23回のパス成功で268ヤード、4TDを記録する素晴らしい活躍でチームを勝利に導いたマニングの圧勝に終わり、昨年のシーズンMVPとしての貫禄を見せつけた。また、この試合でコルツのWRマーヴィン・ハリソンNFL史上最速の800レシーヴをマーク、さらにマニングハリソンのコンビとしても通算664回目のパス成功を記録、こちらもNFL記録の達成となった。コルツはこの勝利によって戦績を5勝3敗とし、混戦のAFC南地区の首位タイに踊り出た。一方、敗れたヴァイキングスは4連勝の後の連敗となったものの5勝3敗で先週と変わらずNFC北地区の首位に立っている。

 この試合をもってシーズン第9週の全日程が終了。シーズン第10週は11月14日(日)、11月15日(月)の2日間にわたって全14試合が開催される。