ペイトリオッツ、全勝守る 破竹の21連勝達成

 現地時間10月24日(日)、NFL 2004シーズン第7週のうち、13試合が全米各地で開催された。

 31年ぶりとなった5勝0敗以上の戦績を持つチーム同士の直接対決は、ニューイングランド・ペイトリオッツニューヨーク・ジェッツを13対7と振り切り、昨シーズンから続くNFL連勝記録を21連勝に伸ばすとともに、レギュラーシーズンのみの連勝でもベアーズが1933年から34年にかけて記録した17連勝を70年ぶりに塗りかえる18連勝を達成した。ペイトリオッツRBコーリー・ディロンが115ヤード、WRデイヴィッド・ギヴンズが107ヤードを獲得する活躍でチームを勝利に導いた。また、ディフェンス陣も勝負所でジェッツのオフェンスを封じ込め、ペイトリオッツらしい試合巧者ぶりを見せつけた。一方、ジェッツもQBチャド・ペニントンを中心に幾度か素晴らしいドライヴを披露したが、最後は6点差で迎えた残り2分14秒、敵陣30ヤードの地点で4thダウンギャンブルが失敗し勝負あり、連勝は5でストップした。この試合で、ジェッツのRBカーティス・マーティンは70ヤードを獲得、キャリア通算12,382ヤードとし、往年の名RBジム・ブラウンを抜き、歴代7位に踊り出た。

 また、もう1チーム全勝キープしているのはフィラデルフィア・イーグルスは敵地でクリーブランド・ブラウンズと対戦。試合は、イーグルスOTの末、34対31とブラウンズに辛勝し、開幕からの連勝を6に伸ばした。確執が噂されるイーグルスWRテレール・オーウェンズ、ブラウンズQBジェフ・ガルシアの元49ers同僚対決はオーウェンズが4レシーヴ、109ヤード、2TDをあげる活躍でチームを勝利に導いたのに対し、ガルシアも32回中21回のパス成功で236ヤード、1TD、ランでも1TDを奪う頑張りを見せたがあと一歩及ばなかった。これで開幕から連勝を続けているペイトリオッツイーグルスの2チームのみとなった。一方、先週までNFL32チーム中ただ1チーム全敗を続けていたマイアミ・ドルフィンズは31対14とセントルイス・ラムズから勝利をもぎとり、今季初勝利をあげた。この試合でドルフィンズが奪った4TDという数字は、奇しくもドルフィンズが開幕6試合で奪った総TD数と同じ数字だった。

 現地時間10月25日(月)のマンデーナイトゲームでは、デンバー・ブロンコスシンシナティ・ベンガルズが対戦する。5勝1敗と好調のブロンコスに、地元では15年ぶりとなるマンデーゲームを開催するベンガルズがどう挑むかに注目が集まる。この試合をもってシーズン第7週の全日程が終了する。シーズン第8週は10月31日(日)、11月1日(月)の2日間にわたって全14試合が開催される。