ラムズ、逃げ切って4勝目

 現地時間10月18日(月)、NFL 2004シーズン第6週マンデーナイトゲームが、タンパベイ・バッカニアーズセントルイス・ラムズの対戦で開催された。

 試合は、ラムズが第4QにWRトリー・ホルトTDレシーヴで勝ち越し、そのままバッカニアーズを28対21で振り切り今季4勝目をマーク。戦績を4勝2敗としNFC西地区の首位に踊り出た。ラムズWRトリー・ホルトは36ヤード、52ヤードと2つのロングTDレシーヴを記録するなど、計6レシーヴ、124ヤードを奪い、NFLのトップレシーバーたる実力を見せつけた。また、ディフェンス陣もSアダム・アーチュレッタの93ヤード・ファンブルリターンTDを含む4つのターンオーバーを奪い、チームの勝利に大きく貢献した。

 対するバッカニアーズも、QBブライアン・グリーシーが40回中27回のパス成功で286ヤード、2TDを獲得、ルーキーWRマイケル・クレイトンも8レシーヴで142ヤードを奪う活躍を見せ、最後までラムズを追い詰めたが、試合終了寸前のドライヴでエンドゾーンまで残り15ヤードに迫りながら、ベテランWRティム・ブラウンファンブルを犯し万事休す。今シーズン早くも5敗目を喫した。敗れたバッカニアーズにとっては、Kマーティン・グラマティカによる35ヤード、48ヤードの2つのFG失敗が最後まで大きく響いた。

 この試合でラムズのヘッドコーチ、マイク・マーツは対バッカニアーズ戦4試合目(いずれもマンデーナイトゲーム)にして初勝利を飾った。また、ラムズRBマーシャル・フォークは第2Q終盤に1ヤードTDランを決め、NFL史上6人目となる100TDランを記録した。一方、敗れたバッカニアーズはこれで戦績を1勝5敗とし、7勝10敗でプレーオフ出場を逃した昨季に続き、今季もプレーオフ出場に早くも黄色信号が灯った。一昨年のスーパーボウル王者が今、最大の窮地に立たされている。

 この試合をもってシーズン第6週の全日程が終了。シーズン第7週は10月24日(日)、25日(月)の2日間にわたって全14試合が開催される。