パッカーズ、屈辱の一夜 地元で52年ぶり大敗

 現地時間10月11日(月)、NFL 2004シーズン第5週マンデーナイトゲームが、テネシー・タイタンズグリーンベイ・パッカーズの対戦で開催された。

 NFL屈指の強豪チームながら、今季は共に開幕から1勝3敗と低迷する両チームの顔合わせとなった一戦は、タイタンズが2週間ぶりに復帰したQBスティーヴ・マクネア、そして今シーズン大ブレイク中のRBクリス・ブラウンの活躍など、合計6TDを奪う猛攻でパッカーズに48対27と大勝した。

 マクネアは26回中15回のパス成功で206ヤード、2TDを獲得、ランでも7回のキャリーで36ヤードを奪うなど、2週間ぶりの試合にも元気なプレーを披露した。また、クリス・ブラウンは27回のキャリーで148ヤード、2TDを獲得する活躍で、この勝利の大きな原動力となった。

 前半、タイタンズRBブラウンを中心とした攻撃で7回の攻撃シリーズのうち5回を得点に結びつけ27点を奪う。そして後半に入ってもその勢いは衰えず、パッカーズの4つのターンオーバーという自滅もあり、次々に得点を積み重ね、終わってみれば合計48点を奪う圧勝に終わった。

 パッカーズは後半の4つのターンオーバーを含め、この試合で合計6つのターンオーバーを犯してしまった。チームの大黒柱、QBブレット・ファーヴも3つのインターセプトを奪われるなど最後まで試合の主導権を握れず、開幕戦での勝利の後、これで4連敗。さらに、ホーム開催の試合としては、1952年にシティ・スタジアムでデトロイト・ライオンズに52対17で敗れて以来、実に52年ぶりとなる大敗となった。1996年から2002年にかけて、パッカーズポストシーズンを含みホームで53勝7敗と9割近い勝率を残していた。だが、その神話もこの試合を含め、ここ最近は6勝7敗と翳りを見せ始めている。

 この敗戦によって、パッカーズプレーオフ出場には早くも危険信号が灯った。逆に勝ったタイタンズは戦績を2勝3敗とし、プレーオフ出場になんとか望みをつないだ形となった。

この試合をもってシーズン第5週の全日程が終了。シーズン第6週は10月17日(日)、18日(月)の2日間にわたって全14試合が開催される。