ペイトリオッツ、王者の貫禄 V2ロードへ好発進!

 現地時間9月9日(木)にNFL 2004シーズンが、インディアナポリス・コルツニューイングランド・ペイトリオッツの対戦で開幕を迎えた。昨年のスーパーボウル王者ペイトリオッツの地元ジレット・スタジアムで行われた試合は27対24と接戦ながらペイトリオッツが昨年の王者の貫禄を見せ、スーパーボウル連覇へ向けて好スタートを切った。

 注目された昨季のシーズンMVP、コルツのペイトン・マニングスーパーボウルMVP、ペイトリオッツトム・ブレイディとのQB対決は、マニングが29回中16回のパス成功で256ヤード、2TDの獲得で1インターセプト、QBレーティング93.5だったのに対し、ブレイディが38回中26回のパス成功で335ヤード、3TDで1インターセプト、QBレーティング111.2と若干ブレイディに軍配があがった結果となった。

 試合はペイトリオッツのQBトム・ブレイディが持ち前の勝負強さを随所で発揮、さらに新加入のRBコーリー・ディロンが効果的なランプレーで勝利に大きく貢献した。一方、コルツは決定機でエースRBエジリン・ジェイムズが2つのファンブルを記録するなど波に乗り切れなかった。また、試合終了直前に掴んだチャンスもマニングがこの日初のサックを受け万事休す。12ヤードの後退を許し、最後はKマイク・ヴァンダージャットが48ヤードFGを失敗して試合終了。昨シーズン第13週、AFCカンファレンスチャンピオンシップに続く3度目の挑戦も、最後まで王者ペイトリオッツの牙城を崩すことはできなかった。

 また、試合に先立ちジレット・スタジアム(マサチューセッツ州フォックスボロ)でNFLの新シーズン開幕を記念するコンサートが行われ、メアリー・J・ブライジデスティニーズ・チャイルドエルトン・ジョンレニー・クラヴィッツらがパフォーマンスを披露した。また来年2月6日に第39回スーパーボウルが開催されるジャクソンビルのメトロポリタン・パークではジェシカ・シンプソンがライヴを行った。

 シーズン第1週の残り15試合のうち、14試合が9月12日(日)に開催される予定だったが、現在米国を直撃し被害を与えているハリケーン・イワンの影響により、テネシー・タイタンズマイアミ・ドルフィンズだけが11日(土)の開催に変更された。また、13日(月)のマンデーナイトでは、昨シーズンのNFCチャンピオン、カロライナ・パンサーズが地元バンク・オブ・アメリカ・スタジアムでパッカーズと対戦する。