ルーキー、ようこそNFLへ

 現地時間8月26日(木)から30日(月)にかけてNFLプレシーズン第3週、全16試合が開催された。

 今週最も注目を集めたのは、前回のスーパーボウルと同じ顔合わせとなったペイトリオッツ対パンサーズの一戦。あの2月1日の激戦を彷彿とさせる内容となった試合は20対17と辛くもパンサーズが逃げ切り、前回スーパーボウルでの雪辱を果たす形となった。これでパンサーズは32チーム中唯一となるプレシーズン無傷の3連勝。目立ったケガ人もなく順調な仕上がり具合が窺える。その他には、先週ようやく契約問題に決着をつけたチャージャーズのドラフト1位QBフィリップ・リバーズがさっそくシーホークス戦に登場。ジャイアンツのQBイーライ・マニングとともに今年のドラフトの話題を独占したリバーズだったが、奪ったTDはゼロ、パス成績も14回中わずか5回の成功に封じられ、さらに被サック、被インターセプトはともに2つずつ喫するなどホロ苦いプロデビュー戦となった。

 7月末から8月頭にかけてスタートしたキャンプを経て、プレシーズンも早や第3週が終了した。各チームともこの時期になるとケガ人の問題が頭を悩ませ始める。ファルコンズQBマイケル・ヴィック、ジェッツQBチャド・ペニントンが昨年のプレシーズンで重傷を負った事件は記憶にまだ新しい。前年にディビジョナルプレーオフまで駒を進め、スーパーボウル出場に向け意気揚々とする両チームだったが、チームの支柱たるエースQBの長期離脱は、開幕前にシーズン終了を通告されるに等しい大きな悲劇となった。結果、ファルコンズ5勝11敗、ジェッツ6勝10敗。共にプレーオフ出場を逃した。

 プレシーズンも残すところあと1週。各チームとも最後の調整に余念がない。