タイタンズ、今年もドラフトで大量指名へ

 いよいよ現地時間4月28日の開幕まであとわずかとなった今年のNFLドラフトテネシー・タイタンズは、過去3回のドラフトでリーグトップとなる計34度の指名を行ったが、今年も現時点ですでに10個のドラフト指名権を保持。今年もドラフトでの大量指名で戦力補強を実施すると見られている。今オフのタイタンズは、CBパックマン・ジョーンズが数々の問題行動によりリーグから1年間の出場停止処分を受けた。また、昨季のエースRBトラヴィス・ヘンリー、主力WRドリュー・ベネットボビー・ウェイドが移籍したが、ともに補強も行えていないなど、多くの課題を抱えている状態だ。

 CBに関しては、コルツからニック・ハーパーを獲得している。しかし、RBヘンリーに代わり2年目レンデル・ホワイトのエースRB昇格も考えられているが、彼はオフシーズンのトレーニングに体重オーバーで参加と、首脳陣の信頼を十分に得られていない。そして特に深刻な問題となっているのが、WR陣だ。昨季FAで獲得するもケガでわずか5試合の出場に終わったデイヴィッド・ギヴンズ以外では、レシーブ27回のブランドン・ジョーンズが試合に出場していた選手では唯一の残留組となる。シカゴ・ベアーズからジャスティン・ゲイジを獲得しているが、彼は昨季わずかレシーブ4回しか記録していない。タイタンズが昨季の8勝8敗から成績を向上させるためには、QBヴィンス・ヤングのホットターゲットとして活躍できるWRドラフトで何とか指名しなければならないだろう。