リーグ史上に残る名Gシールズが引退発表

 プロボウル12度出場を誇る名Gウィル・シールズが、自身のホームページで引退を発表した。35歳のシールズは、「この決断を下すのは簡単ではなかったが、いつかは引退を決意しなければならないことは分かっていた。今日、私はみんなにパッドを片付けることを知らせる」とのコメントを載せている。シールズプロボウル12度出場は、元ミネソタ・ヴァイキングスGランドール・マクダニエルと並ぶリーグ記録。そして先発224試合出場は、チーフスのチーム記録となっている。

 1993年にプロ入りしたシールズは、昨季までの14年間チーフス一筋で過ごした。そしてプロ14年間で欠場は1試合もなく、先発を外れたのも1年目の1試合だけと鉄人と呼ぶにふさわしい選手だった。チーフスのスポークスマンは、「彼の今後の計画について今は話すことはない。もし、彼の進路が決まったら何か話すつもりだ。言うまでもなく、彼は1人の良い選手という以上の存在だった。彼は地域社会にとって重要な存在だった。彼がどんな決断をしても、彼のカンザスシティにおける地位が変わることはない」と語っている。これからについてシールズは、「未来についてはスポーツに関わっていけることを期待している。それが観客席、サイドライン、プレスボックス、チームオフィスのどれになったとしても、フットボールは私の身に染み付いている。私が最も望んでいることは、みんなとすぐに会うことだ。今までのサポートについてもう一度、ありがとうと言いたい」と、引退後もスポーツ界に携わっていきたい意思とファンへの感謝の気持ちを強調している。