ブロンコス、プロボウル5度のLBウィルソンを解雇

 デンバー・ブロンコスが、LBアル・ウィルソンを解雇した。プロボウル5度出場を誇るウィルソンはプロ入りの1999年から昨季までブロンコス守備陣の主力として活躍していた。昨季は15試合出場で101タックル、1.0サックをあげている。29歳のウィルソンは、「俺のブロンコスでの時間は終わった。これからは前に進み、他のことに挑戦する時が来た。選手は、自分の所属するチームのために全力を尽くさないとならない。時には、良き雇われ人としてチームを去らなければならないのさ」と8年間プレーしたチームとの別れについて語った。

  昨季のウィルソンは、12月3日のシアトル・シーホークス戦で首を負傷し、カートに乗って退場するアクシデントに遭った。しかし、翌週から復帰すると3試合連続でプレーしたが、シーズン最終戦は親指と背中の負傷で欠場している。今オフ、彼は一度ニューヨーク・ジャイアンツへのトレード移籍が決まりかけていたが、身体検査を通過できなかったため、この件は破談になっていた。ちなみにウィルソン本人は、あと数年は現役を続けたいと語っている。懸念事項となっている首のケガについてだが、彼は医師の許可が出るまでプレーしない予定だ。そして、医師から状態は良くなっていると言われていることを明かしている。