パンサーズ、元ドラフト全体1位QBカーを獲得

 カロライナ・パンサーズが、QBデイヴィッド・カーを2年契約で獲得した。金額については明らかになっていない。2002年ドラフト全体1位指名のカーは、プロ入りから昨季までの5年間ヒューストン・テキサンズのエースQBを務めていた。しかし、先月テキサンズは新エースQBとしてアトランタ・ファルコンズからマット・シュアブを獲得し、カーを放出していた。パンサーズでは、ジェイク・デロームの控えQBを務めることになる。パンサーズのマーティ・ハーニーGMは、「ジェイクの控えQBを探している中、カーのような実績を誇る選手をFAで獲得できるのはとても稀なことだ。(カーの解雇を)自分たちにとっては、2番手QB補強のよい機会が生まれたと思っていた」とコメントしている。

 27歳のカーは、テキサンズでの5年間で先発75試合出場、パス1万3,391ヤード(成功率60%)、59TD、65インターセプト、QBレーティング75.5を記録。彼がエースQBを務めた5年間でチームは一度も勝率5割を上回ることがなく結果を出せなかったが、一方で5年の間に通算249回もサックをくらうなど、攻撃ラインのサポートに恵まれていなかった。昨季キャリアベストのパス成功率68.3%をあげたカーがテキサンズから解雇された時、彼はエースQBを狙えるチームを新天地に選ぶのではないかと言われていた。しかし、ハーニーは、チームのエースQBはあくまでデロームであることを強調している。