リーグ史に残る万能RBフォークが引退へ

 RBマーシャル・フォークが引退の決意を固めたことが明らかになった。34歳のフォークは、26日にオーナー会議の行われているフェニックスで会見を開く予定となっている。2000年のリーグMVPに輝き、リーグ歴代9位のラン1万2,279ヤード、6位の100TDランを記録した一流RBは、昨季ケガの影響で1試合もプレーしておらず去就に注目が集まっていた。フォークは「NFLでプレーできたことを嬉しく、そして誇りに思う。13年のキャリアで関わった全てのチームメイト、コーチたちに感謝したい。同じくらい俺をずっとサポートしてくれたファンにも感謝している。俺は試合に情熱を注いできた。そして素晴らしいキャリアを与えられたことをこれからずっと感謝していくことだろう」と書面で述べている。

 1994年にサンディエゴ州立大からインディアナポリス・コルツに入団したフォークは、1998年までコルツに在籍。翌年から昨季までセントルイス・ラムズでプレーしていた。ラムズ時代の1999年にはスーパーボウル制覇を達成するとともに、リーグ史上2人目となるシーズン1,000ヤードラン、1,000ヤードレシーブを記録した。彼はプロボウルに7度選出され、1999年から2001年まで3年連続でAP通信の選ぶ最優秀攻撃選手賞を受賞するなど、将来の殿堂入りは間違いなしの傑出した実績を残している。